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ホン・ギルドン伝

作 許筠 · 2026-08-25

「お前はますます罪を重ね、ついに一家に災いを及ぼそうとしているのか。」

「今、国の厳命はこれほど重いのだから、私を恨まず、早く天の意に従いなさい。」

ギルドンはひざまずいて答えた。

「兄上様、ご心配なさらないでください。」

「明日、弟を捕らえて送る際、将校の中で父母も妻子もいない者を選んで、私を護送させてください。」

「そうすれば良い計略がございます。」

監司はその理由を知りたがったが、ギルドンは答えなかった。

監司はその真意を測りかねたが、言われた通りに将校を選び抜いた。

そしてギルドンを率いてソウルへ送った。

朝廷ではギルドンが捕らえられて来るという話を聞き、銃を撃つ兵士数百人を南大門に伏兵させた。

「ギルドンが門内に入ったら、一斉に銃を撃って捕らえよ。」

そう命じた。

ギルドンは雨風のように捕らえられて来ながらも、どうしてその気配を知らないことがあろうか。

トンジャクナルを渡りながら、雨の字を三つ書いて空中に飛ばした。

ギルドンが南大門の中に入ると、左右の砲手たちが一斉に銃を撃とうとした。

しかし、銃口ごとに水が満ちていて、どうすることもできずに計画は狂った。

ギルドンは大闕門の外に到着し、自分を護送してきた将校を振り返って言った。

「お前たちが私をここまで連れてきたのだから、その罪で死ぬことはないだろう。」

そう言うと、身をひるがえして輿の下に降り立ち、ゆっくりと歩き出した。

五軍門の騎兵たちが馬を走らせてギルドンを射ようとした。

しかし、ギルドンは歩いているのに、馬をいくら鞭打っても縮地法にどうして追いつけようか。

城中の民衆は皆、その不思議な術に感嘆しない者はいなかった。

この日、四大門に張り紙がされた。

「ホン・ギルドンの平生における願いは兵曹判書でございます。」

「殿下におかれましては、海のような恩沢をお与えになり、私めに兵曹判書の教旨をお授けくださるならば、私は自ら捕らわれましょう。」

この事情を巡って、朝廷で議論が巻き起こった。

ある者は言った。

「彼の願いを叶え、民の心を鎮めましょう。」

またある者は言った。

「無道で不忠な盗賊だ。」

「国に爪ほどの功績もなく、かえって万民を騒がせ、聖上にご心配をおかけした者に、どうして一国の大司馬の位を与えることができようか。」

議論は混乱し、結局決定を見なかった。

そんなある日のことだった。

ギルドンは東大門の外れの場所へ行き、六甲神将を号令して陣を張らせた。

やがて二人の執事が空中から降りてきて、身をかがめて左右に立った。

すると、どこから来たのか分からない天兵万馬が一斉に陣を敷いた。

陣の真ん中に黄金の壇を三層に積み、ギルドンを壇の上に祀ると、

軍隊の威容は整然とし、威厳は霜のようであった。

ギルドンは黄巾力士を号令した。

「朝廷でギルドンを誹謗する者たちの腹心を捕らえよ。」

神将たちは命を聞き、間もなく十数名を鉄鎖で縛って連れてきた。

その様子はまるでトビがひよこをさらうようであった。

壇の下にひざまずかせ、その罪を数え上げて言った。

「お前たちは朝廷の害虫となり、国を欺き、ついにホン・ギルドン将軍を害しようとした。」

「その罪は当然斬首に値するが、人の命が哀れであるため、今回は見逃してやる。」

そして、それぞれ軍門の棍棒で三十回ずつ打ち据えて追い払ったので、かろうじて死を免れるだけであった。

ギルドンは再び神将に命じた。

「私が朝廷に入って法を司るならば、まず不法をなくし、各道の寺院を破壊しようと考えていた。」

「しかし、もう間もなく朝鮮を去ることになった。」

「それでも父母の国であるから、万里の他国にいたとしても忘れることはできないだろう。」

「今すぐ各寺院に行き、世を惑わし民を欺く僧侶たちを一斉に捕らえて来い。」

「また、ソウルの宰相の家の子供たちの中には、権勢を笠に着て貧しい民を欺き財物を奪う者たちがいる。」

「不義のことが多く、心が驕慢であるにもかかわらず、九重の宮殿が深く、日差しが桶の底まで届かない。」

「奸臣たちが国の害虫となり、聖上の聡明さを覆い隠しているのだから、嘆かわしいことが数多い。」

「ソウルの豪傑ぶる者たちを一人残らず捕らえて来い。」

神将たちは命令を聞き、空中に飛び去った。

しばらくして、僧侶百余名と権勢家の息子十余名を捕らえてきた。

ギルドンは威厳を保ち、声を上げて一人一人罪を問いただした。