隴西の秀才・李徴は、若くして官職に就くが、 強すぎる自尊心ゆえに職を捨て、詩人の道を選ぶ。 しかし現実は厳しく、やがて生活に行き詰まり、再び役人へと戻る。 その屈辱と焦燥の中で、彼は狂気に呑まれていく。 ある夜、忽然と姿を消した李徴。 一年後、旧友・袁傪の前に現れたのは―― 「人を喰らう虎」となった彼だった。 人間と獣の狭間で揺れる魂。 誇りと臆病さが生んだ悲劇を描く、名作短編。
Kap. 2 · Part2 (完)
Kap. 1 · Part 1