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羅生門 (Rashomon)
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羅生門 (Rashomon)

芥川龍之介
3
1 Kapitel

平安の都は、地震と辻風、飢饉と火事に打ちのめされていた。 主人に暇を出された下人は、荒れ果てた羅生門の下で、 降りやまぬ雨を眺めながら途方に暮れている。 盗人になるか、飢え死にするか。 決めかねたまま楼の上へのぼった彼が見たのは―― 死骸の髪を一本ずつ引き抜く、一人の老婆だった。 「生きるためだ」と嘯く老婆の理屈は、 そのまま下人の背を押す刃に変わる。 飢えの前で善悪が崩れ落ちる、その一瞬を切り取った、 芥川龍之介の代表作。


Kapitel (1)

Kap. 1 · 羅生門

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